シリンダーヘッドの面研は、一見「平らに削るだけ」の仕事に見えます。しかし平面度と面粗度を純正新品レベルに仕上げるには、道具と理論の積み重ねが欠かせません。このコラムでは、萩工舎のヘッド面研がどんな道具と考え方で行われているのかをご紹介します。加工を任せる工場選びの参考にしていただければ幸いです。
φ250の面研用フライカッターを自作
弊社の面研は、自社製作のφ250フライカッターで行っています。ヘッドとブロックの両方に対応する2枚刃カッターで設計・製作しました。2枚刃にした理由は、マシニングのATCに収めることができるからです。1枚刃でもよいのですが、加工スピードを考慮して2枚刃にしています。カートリッジ式で刃ブレも調整可能です。鋳鉄ヘッドにはCBN、アルミにはダイヤモンド、鋳包みシリンダーなどの鉄・アルミ共削りには専用ダイヤと、素材に合わせてチップは使い分けています。
「クランプ歪み」まで考えて削ります
面研で見落とされがちなのが、ワークの固定方法による歪みです。機械のテーブルもヘッドの上面も完璧な平面ではないため、ヘッドをベタ置きでクランプすると、削った直後は平らでも、クランプを開放した瞬間に歪んでしまうことがあります。弊社では、ヘッドの剛性や構造に応じて固定方法を選び、クランプ歪みが許容範囲に収まることを確認したうえで加工しています。カム軸とヘッド下面の平行度をどう守るかといった面研の考え方は、noteで詳細に解説しています。
https://note.com/shuko_sha/n/nff9c9a80d2fd
ヘッド面研のご依頼はこちら
オーバーヒートやガスケット抜けでお困りの際は、ぜひ萩工舎のヘッド面研をご利用ください。午前着なら最短即日返送、返送料は弊社負担です。詳しくはサービス詳細と料金表をご覧いただくか、ご注文フォームからどうぞ。